2008年1月25日金曜日

映画 「オープンウォーター」


今からちょうど10年前の今日、ポートダグラスでアメリカ人カップルが、ダイビングボートに置き去りにされた事件がありました。

それを意識してかどうか、5日ほど前には、「オープンウォーター」というアメリカの映画をテレビで上映してました。
 
ストーリーは、やはりダイビングボートに置き去りにされたカップルが、漂流しながら最後はサメに襲われる(?)というストーリーで、このポートダグラスでの置き去り事故をモデルにした映画とか。
 
ご主人は、キリスト教の宗教家で、フィジーでの宗教活動を終えて、2人で10日間のバケーション中だったそうです。
 
この事件には、いろいろ噂があって、ご主人が自殺を望んでいて、奥さんを巻き添えに無理心中したとか、保険金目当てだったとか、いろいろ言われていました。実際に、ご主人の日記の中で、自殺をほのめかす文章が事故の数日前に書き込んであったり、フルスーツでフード付きのウエットスーツでダイビングしていていながら、翌日の捜索で、遺品すら見つからなかったとか、疑問に思われる点がいくつかあったのも事実です。
 
ま、事件の真相は、どうであれ、私も実際に、当時、リーフの上に置き去りにされたダイバーを2回程、見つけたことがあります。丁度、ボートが大型化する過渡期で、それまでの安全管理ではカバーしきれなくなってきていた時期だったように思います。
 
今では、ダイビングボートは、必ず、ダイビング中の監視者を立てなければならないようになっていますし、ポイントを移動する際の人数確認の徹底と、その人数の記録と保管、あるいは、各ダイバーのエントリー、エクジットの際のダイブロスターへのサインなど、かなり徹底した人数確認が行われています。
漂流に備えたマーカーブイも、今では、ファンダイバーは必ず携行しなければならないようになっていますし、ボート上でレンタルもされています。
 
行政サイドでも、監察官が抜き打ちで各ダイビングボートへ乗り込み、規定通りのオペレーションを行っているかどうかチェックしています。
 
漂流した経験のある方はわかると思いますが、ダイバーからボートが見えていても、ボートからは、波間に見え隠れするダイバーを見つけるのはなかなか難しいものです。
 
沖縄にいた頃、冬の北風の強いとき、ウインドサーファーが沖に流されて、ボートで探しに出たことがありますが、日没まで、探して、結局、見つかりませんでした。あのときは、捜索しているこちらのボートが転覆するかと思うような時化の中での捜索でしたが、ウインドサーファーは運良く、別の島に流れ着いて助かりました。後で話を聞くと、本人からは、私の操船するボートは、かなり近くに見えていて、何度も手を振ってみたとのことでした。

伊豆の神子元島でドリフトダイビングをやったときのこと。エントリーしてすぐ、耳の抜けないお客さんがいて、それにつきあって水面に浮いていたのですが、最初にエントリーした他のお客さんが、勝手に潜降してしまい、引率していたグループが2グループに離れ離れになってしまいました。
 
事前のブリーフィングで、「くれぐれも一緒に潜降すること」と念押ししていたのに、と思いながら、どうにか耳も抜けて、水中へ。先に潜降したグループと海底で落ち合えればと思ったのですが、流れが速く、透明度もそんなによくなかったので、それは無理と判断して、さっさと浮上。
 
ところが、ボートは、最初の打ち合わせ通り、浮上予定地点に移動してしまい、遥かかなたへ。
 
ボートは、潮の流れの下手にいることは判っていたので、流れに任せながら海上を漂うこと20分。やっとボートが見つけてくれて、無事にボートに回収されました。先に潜降していたグループも「楽しかったわ、どこに行ってたの?」なんて言いながらエキジットしてきて、かなりムットしたのを覚えています。
 
その時に、マーカーブイの必要性を痛感し、それ以来、マーカーブイとダイビング用ホーンは必ず携行するようになりました。 緊急用品って、使わない方がいいに決まってますし、かさばるし、邪魔なだけですが、ないと困る時が必ず出てきます。
 
買いなさい!!! ダイビングでは、命をお金で買えます。

2008年1月21日月曜日

グリーンピースの半捕鯨キャンペーン


このところ、シーシェパードという環境保護団体の活動家が、オーストラリア近海で、日本の捕鯨船に強制的に乗船した事件が話題になってますが、日本では、どうなんでしょう?

これがきっかけかどうかは判りませんが、オーストラリアでは、このところグリーンピースの半捕鯨キャンペーンのテレビCMが頻繁に放送されています。コメンテーターは、男優のアンソニー・ホプキンス。

日本の捕鯨船がミンククジラを追跡するシーンで、捕鯨船とクジラの間にグリーンピースの活動家の乗船したゴムボートが割って入って、銛を打ち込むのを阻止しようとするのですが、ミンククジラは銛を打ち込まれて、捕鯨船に収容されてしまいます。

このシーンってかなり残酷で、見るに耐えません。見たい方はYouTubeで。

もともとオーストラリアのテレビ番組の中で、手術の実写シーンや事故の怪我人を写したシーンでは、我々日本人が思わずチャンネルを変えたくなるシーンが多く、感受性の許容範囲にかなり違いがあると思っていますが、やはり、このシーンを見て、残酷だと思っているオージーは沢山いると思います。

このCMを観れば、「日本は捕鯨を止めるべきだ。」と思うのは当然のこと。

「牛や豚の屠殺」はどうなんでしょう? 捕鯨シーンと同様に残酷なはずです。

イルカやクジラは可愛そうだ。でも牛や豚は、もともと食用だからしょうがない? 

でも、動物愛護の観点からベジタリアンを主張している人が、この論争に入りこめば、イルカでもクジラでも牛や豚でも、動物を殺して食べるのは言語道断だ、ということになります。

この3つ巴の論争には決して決着が見られないでしょう。

今の捕鯨問題の抱える問題点って、まさに、この3つ巴の論争と同じような気がします。

現行、日本の行っている調査捕鯨は、資源が豊富な種類に限られ、それも、種の保存を脅かすことのない数量に抑えられいるはずですが、保護の立場からすれば、許容できる殺されるクジラの数なんてあるはずがありません。今年の調査捕鯨枠にザトウクジラの捕獲枠が新しく取り入れられましたが、これは、反対国の意見に押されて、見送りとなりました。

でも、今の日本では、実感として、鯨肉肯定派は、少なくなっているのではないでしょうか。だって、食べたことのない人が殆どだし、クジラとの最初の接触がホエールウォッチングだったりすれば、目の前でジャンプしてるクジラを見て、これを食べたいって思う人はいませんって。きっと。

イルカなんかはその典型で、今の若い世代に、イルカ料理を出したところで、「残酷~ゥ」なんていう反応が返ってくるのは目に見えています。

「クジラを殺さなくてもいいじゃない。」というのが、日本人の殆どの意見だと思うのですが、そこに国際的な批判が入ってくると、「日本人の伝統文化だ。ほっといてくれ。」ということになる。

ここに国際捕鯨委員会の日本代表団のメンバーとして参加している方の意見が掲載されたサイトを紹介します。http://www.e-kujira.or.jp/geiron/morishita/1/

なぜ、日本政府が捕鯨にこだわるのかという理論的根拠が紹介されています。

商業捕鯨を行っているノルウェーの立場は、このサイトで紹介されています。http://luna.pos.to/whale/jpn_blich.html

たんなる感情論で、「固有の伝統だ!」、「可愛そうだ!」、だけではなく、少し情報収集をしてみると、いろんなことが見えてきます。

私自身としては、こと「捕鯨」という観点に立てば、反対の立場ですが、人間が、このまま、人為的に種の選別を行って、食料を確保し続けていけば、どこかで無理がでてきてしまうようにも思われますし、最終的には、資源の有効利用を図らなければならなくなときがくるように思います。

昔の人が、自然から恵みを受けていた頃には、その種の保護も考慮して、獲り尽さない様にいろんなルールを設けていたはずですが、それを地球規模で考えていくべきときに来ているように思うのですが。

2008年1月18日金曜日

携帯電話、交換


先日、携帯電話を新しく購入しました。

日本のシステムとは違うのですが、CDMAから3Gというシステムに変更になるとかで、今月末にCDMAシステムの電話が使えなくなるというので、急遽、購入です。

購入といっても、日本と同じように、定額で一定期間契約すれば、電話購入代金が償却されるので、購入時の費用は発生しません。

この新しい3G、日本で言えばワンセグのようなもの?

インターネットやテレビ電話通話が可能で、多分、ダウンロードできるスピードが今までより格段に早くなってるっていうことなんかぁ、と、素人ながら認識しています。

今まで、OPTUSという電話会社を使っていたのが、TELSTRAに変更。日本で言えばOPTUSはKDDI、TELSTRAはドコモ。交換の理由は、そのカバーエリアの広さです。グレートバリアリーフの海の上とか、ダーウィンから小型機で1時間とか、NSW州の山の中とか、辺鄙なところに出かける機会が多いので、OPTUSで新しいシステムのカバーエリアのことを聞いたら、親切に「それならTELSTRAの方がいいわ。」と、いかつい感じのお姉さんが教えてくれました。

番号のことを聞いたら、会社を変えても番号は継続できるという話だったので、その足でTELSTRAへ。

でも、この3Gシステム。今までのCDMAに較べれば、カバーエリアが格段に狭くなってるらしい。特に田舎では、CDMAでは通話圏内だったのが、3Gでは圏外になる場合もあるとか。

そういえば、去年、以前、ケアンズに住んでいて、ヨーク半島の突端に引っ越した友人の携帯に何度も電話しても通じず、後で自宅に電話したら、携帯が使えなくなったと言っていた。

今日のテレビニュースでも、田舎で圏外になるエリアが多く、TELSTRAはアンテナ設置が完了するまで、CDMAの使用を4月くらいまで延期するとかしないとか言っていた。

ニュースに登場した牧場のオーナーは「おらの所はよ、携帯で、インターネットなんか見てショッピングなんて、できっこねえから、電話で話が出来れば、それでいいのよ。」なんて言っていたが、まさしく、おじさんの言うとおり。

3Gシステムで携帯でインターネットやってるのって、都会に住んでる一部の人たちだけだと思う。

2008年1月6日日曜日

今日は、芝刈り



今日は、芝刈り。

昨夜、奥方から、「明日は、芝、刈ってね。」と言われていたので、日曜日なのもあって、近所迷惑も考えて、10時くらいから始める。

オーストラリアでは、芝刈りは男の仕事?、らしい。

最初は、ウイッパースニッパーで境目をトリミング。

奥方曰く「これを使った方が、綺麗に仕上がるのよ。」とのこと。ま、日本で言う草刈り機の小型版ですな。芝刈り機が刈り取れないようなコーナーを、最初、これで、綺麗に刈っておくわけです。

道路の縁石と芝生の境目を、ローターを立てにして、幅3センチ程度で深めに刈り取るのがいいようです。誰に教わった訳でもないのですが、市内の公園などで、市職員のガーデナーが、やってるのを見て、まねてるだけです。でも、確かに、綺麗に仕上がります。

その後で、芝刈り機で刈り込んで生きます。

終了するまでに約2時間。30度以上の炎天下での芝刈りは、かなりの重労働です。オーストラリアは紫外線が強いので、帽子、サングラスは必携品です。前回、油断して上半身裸でやったら、夜、温水のシャワーが使えないくらい、背中が日焼けしてしまいました。

でも、シャワーを浴びたあとのビールのうまいこと。グビーッと一気に飲み干せます。

ケアンズに来た当時、広い庭にあこがれて、かなり大きな庭の家を借りたことがあったのですが、芝刈りで、毎回、半日は費やしてしまうことになり、それ以来、大きな庭付きの家は、借りてません。

これから本格的な雨季を迎えて、月に2回は芝刈りをやらないと間に合いません。

ちょっと憂鬱